2023年3月18日 手賀沼周辺探鳥会 は雨天のため中止でした

2023年 2月18日 水元公園
今回観察された野鳥(28種)の写真は こちら (ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、ヒヨドリは省略)
常磐線金町駅からバスで「縛られ地蔵」まで行き、いつもとは逆のコースで探鳥を開始しました。
1.縛られ地蔵から公園前まで。静寂な市街地で、あのだみ声の主オナガに出会いました。我らが鳥オナガは良く見れば実に美しい鳥です。
2.公園に入り、小合溜(こあいだめ)沿いに探鳥。水面を見てみます。まずヒドリガモの集団です。至るところヒドリガモです。壮観です。次に見えてきた集団は、キンクロハジロとホシハジロです。両者の位置関係は明確であり、混ざることがありません。最後に出会ったのは、カルガモの集団です。上記三者は渡り鳥であり、間もなく日本を離れる前のひと時を過ごしているところだと思います。カルガモは留鳥ですが、普通、このような大きな集団は見られません。この後、どうするのでしょうか(カルガモも季節に応じて移動するとも言われていますが)。カモ以外の種々の水鳥にも出会いました。冬羽のカイツブリ、カンムリカイツブリは水面のいたるところで、点々と見ることができました。頭の白い数羽のユリカモメの他、セグロカモメが一羽、水面を漂っていました。岸辺には、一瞬カワセミを捉えることができたのは幸いでした。
3.小合溜沿いに探鳥。草原側に目を転じます。ハクセキレイとセグロセキレイがほぼ同じ画面に映る光景に出会いました。その違いが明瞭です。先のオナガは色々なところに現れ、目を楽しませてくれます。多くのカメラマンが一点を凝視する場所で、双眼鏡を向けてみましたら湿地を動き回るタヒバリあるいはビンズイと考えられる鳥を見つけました。色合いからビンズイと思われました。後に、その場所には別にタマシギがいたらしいと聞き、残念な思いです。いずれにしても、今回の探鳥会で水元公園は、間違いなく野鳥の宝庫である感を新たにしました。 (担当)



2023年1月21日 あけぼの山公園周辺
今回観察された野鳥(10種)の写真は こちら
今年初めての探鳥会。昨日の天気とは打って変わって、晴れてはいるものの冷たい強風が吹き荒れていました。
農業公園下の梅林では早咲きのピンク色の梅がきれいに咲いていました。白い梅も僅かながら花を咲かせています。ヒヨドリの声は盛んに聞こえましたが他の鳥の声はなかなか聞こえてきません。
日本庭園の隅のほうの池ではカルガモが8羽ほど陽射しを浴びてくつろいでいました。布施弁天のバス停の前の森の梢の上でカワラヒワの鮮やかな黄緑色が確認できました。その他にムクドリ、ツグミ、ハクセキレイなども見ることが出来ましたが総じて鳴き声も姿も少ない探鳥会でありました。
(担当)



2022年12月17日 坂田ヶ池と周辺
今回観察された野鳥(16種)の写真は こちら
下総松崎駅(シモウサマンザキ)駅から徒歩20分余りで池の東端に到着し、探鳥を開始しました。まず、目に飛び込んだのはカルガモとオオバンの群れ。相当数のカモ類の着水を予感させるものでした。池を右側に沿って歩くほどに、ホシハジロの10数羽の集団が目に留まりました。加えてマガモの大きな集団です。コガモも居ました。
やがて池を横断する人道橋に到り、緑色光沢のある頭、初列風切り羽の黒、そして栗茶色の腹など多彩なハシビロガモの群れに出会いました。出会ったカモは5種類。いずれのカモもオスは美しい姿に変身し、メスの集団の中で動き回り、メスへの接近に余念がないように見えました。カモは国内では越冬のみで繁殖はしないので、先ずはカップルの成立に相務めるということでしょうか。
樹間に広がる池面にカモの姿を追いながらの軽い昼食をとった後、池を離れました。その後大小の古墳群を横に見ながら山野の野鳥観察を行いましたが、特筆すべきものはなく、冬期の探鳥はやはり「水辺」の感を新たにしました。
帰路は、松崎駅に戻らず、循環バスから安食駅乗車となりました。(担当)



2022年11月19日 理窓公園(東京理科大学理窓会記念自然公園)
今回観察された野鳥(18種)の写真は こちら
理窓公園は、東京理科大学創立100周年に当たり、同総会「理窓会」が、総力を結集して、数年がかりで、目標額の3億円の募金を達成し、2万坪におよぶ東葛の里山の原風景を公園にして、1979年に母校に贈呈したもの。おなが会報100号と、100絡み、奇しくも縁のある探鳥地になりました。
今回初めて、常盤さんがご都合がつかず、欠席。ヨシガモ、オカヨシガモが来ているという情報を得て、マガモやカルガモと少し違うと思える鳥を見つけても、見極めがつかず、リーダーの不在を痛感した会でした。それでも、毎回数えきれない程いたのに、今回は見られなかったヒドリガモ3羽、最後に姿を見せてくれたのは、カモも気をつかってくれたのかも。 (担当)




2022年10月7~8日 奥日光(おながの会発足10周年記念行事)
今回観察された野鳥(10種)の写真は こちら
一日目:朝、予定通り、7:00出発。出発時点では雨はなく、<予報に反し、あるいは?>という期待はやはり甘く、小雨、弱雨からさらに、日光に近づくにつれ行く手を阻むかのような強雨となって、探鳥計画を「雨天用」に変更せざるをえなくなりました。
その1:「さかなと森の観察園」日光庁舎の敷地の一角にあり、ニジマス、ニジマスアルビノなどの外来種の他、ヤマメ、イワナなどの日本の渓流魚を多数観察することができました。幻の魚と言われるイトウは展示終了となっていました。観察園では、鳥影は見るものの確認には到りませんでした。
その2:「イギリス、イタリア大使館別荘記念公園」中禅寺湖畔の旧別荘を訪ねました。別荘内部の構造はいうまでもなく、別荘から見る湖の景観は目を見張るものがありました。湖畔にあって、赤い実を無数につけた一本の木の間に、ゴジュウカラ、エゾビタキなどが飛び交っていました。ズミの木ではないかと思われましたが、そのサクランボのような実をアカハラ、カワラヒワ、キレンジャクなどが好むといわれています。前二者にとっても好物なのでしょう。


二日目:前日とは一変し、青空の見える好天の中、当初の行程に加えて、前日の予定の一部を組み込んだ行程で探鳥を実施しました。
その1:「丸沼高原」ロープウェイ終点の山頂駅を出て自然散策コースを4~50分歩きましたが、野鳥の動きは早く、高く、その姿を追うことは至難でした。
その2:「湯滝」湯滝から川沿いに歩き、湯滝にもどるコースで探鳥しました。出会った鳥は、カワガラス、ゴジュウカラ,コガラ、などです。
その3:「三本松」戦場ヶ原の一端に立つ展望台からの見晴らしはすばらしく、参加者の誰もがしばしの間、「これぞ奥日光」に浸っているようでした。この時期の奥日光では、その2に見た外にも、ヒガラ、キバシリ、アオゲラ等の野鳥がよく観察されているようですが、今回は、前日の雨の影響が残っているせいか、残念ながらそれはかないませんでした。
帰りの車中の鳥合わせ、種類は少なかったけれども初めて見たというゴジュウカラを中心に話に花が咲きました。18:00すぎ、全員無事で、かつ楽しい思い出を抱きながら出発地に戻ることができたのは幸いでした。(担当)







2022年9月17日 探鳥会:あけぼの山
この日観察された野鳥の写真は こちら
あけぼの山公園事務所前を出発し、さくら山~水生公園~日本庭園~土手と周り、シジュウカラ、コゲラ、エナガなどの混群やカワセミなど14種に会えました。さくら山にツツドリが入っているとの情報はありましたが、残念ながら会うことは出来ませんでした。風もなく穏やかでしたが日向はまだまだ暑い日でした。(担当)



2022年7月16日 探鳥会:手賀沼遊歩道&鳥の博物館
この日観察された野鳥の写真は こちら
此のところの戻り梅雨の曇り空の下、我孫子駅からバスを市役所前まで利用してから歩き出しました。鳥の博物館前を過ぎてから手賀沼の道を行き、水生植物園を通り越して市民農園(旧)の辺りまで行きました。
この時期は冬鳥は北へかえり、夏鳥の声も聞こえない閑期です。唯、ホオジロが小雨の降りしきる中をかなり長い間“一筆啓上仕り候(つかまつりそうろう)”と囀っていたのと、カイツブリが甲高い鳴き声を響かせていたのが印象に残りました。この後、鳥の博物館を暫らくぶりで見学して帰途につきました。(担当)



2022年6月18日 探鳥会:布施下
この日観察された野鳥の写真は こちら
今回は「あびバス」を利用して布施回転広場前よりの探鳥会を実施しました。普段みなれている景色をバスの車中から楽しんで頂けたでしょうか? 出迎えてくれたのは、オオヨシキリの大きな鳴き声、土手では、セッカやヒバリが、私を見てとばかりに飛び回っていました。
はるか遠くの田んぼのあぜ道にコウノトリではないかと近づけば、何とアオサギが羽繕いの最中でした。
カルガモの親子の行列、ヒバリの夫婦など、今の時期にしか見られない光景が多く、探鳥時間も大幅に過ぎてしまいました。
皆様暑い中お疲れが出ませんでしたか?(担当)



2022年5月21日 探鳥会:葛西臨海公園
この日観察された野鳥の写真は こちら

葛西臨海公園は4年振りとなります。
ここは、S40年代に急激に開発が進む中、葛西沖の豊かな自然環境を残す為に、S47年から、淡水池のの池、汽水池の下の池、干潟の東西なぎさ、と人工的に造成された鳥類園です。
長期予報では晴れでしたが、前日急に雨の予報。一日延期しても雨マーク。
降水率は高いが、降雨量は僅かとの情報に決行としました。ところが曇から、葛西駅に着く頃には傘が要る雨!
ウォッチングセンターは長期の閉鎖中だが、土日はテントを張りスタッフが情報を提供との事、左右の上の池、下の池を観察しながらそのテントへ。晴れたり降ったりに一喜一憂しながら、下の池の外側の道を観察しているうちにすっかり雨が止み、午後は、直前までの雨で人も疎らな、西なぎさへ。
2時50分の干潮にむかって広がる干潟の中、「杭の上にずらーっと止まっているはず」の言葉通り、何十羽ものアジサシを確認!捕食の様子も!よく見るとシギ達!外海には、スズガモ、カンムリカイツブリ、ウミウ他色々。思いで深く、収穫の多い一日になりました。(担当)

2022年4月16日探鳥会: ふなばし三番瀬海浜公園
この日観察された野鳥の写真は こちら
今回は、今年初めての遠出、ふなばし三番瀬公園に行きました。昨日は終日雨天、今日は午前中曇り、午後2時頃から晴れとの予報であったが、早くも11時頃には雲が取れ、すっかり青空になった。厚着してきたので、脱いでシャツ2枚(長袖と半袖)になる。鳥は、というと、正直なところ、もっと沢山の種類のシギとチドリが見られるとの期待は裏切られ、それぞれ 2,3種にとどまった。しかし天候に恵まれ、「シギチ」以外にも柏、我孫子では決して(または滅多に) お目にかかれない野鳥を何種類も見たので、贅沢を 言えばキリがないかと。(担当)



2022年3月19日探鳥会:あけぼの山
この日観察された野鳥の写真は こちら
今回は、農業会館本館裏の小径を抜けて、梅林を経て、さくら山に移動し、更に水生植物園、日本庭園、そして風車傍の東屋までのコースで探鳥しました。本館裏の小径は、我らがオナガの会の、いわば企業秘密の小径であり、これまで、ほぼ例外なく多種類の野鳥に出会っています。今回も、エナガ、コゲラ、ヤマガラなどの小鳥たちが飛び交う光景を確認しました。
梅林の梅の盛りは過ぎ、一方でさくら山では、桜は今まさに開花を待つばかりの芽吹きです。ヒヨドリがさまざまな声色を使って飛び交っていました。水生植物園では、池の周辺の藪を出入りするシジュウカラを、また、池面には大きさの違う二羽のカルガモを認めました。今回の探鳥では、せわしそうに飛ぶジョウビタキをあちらこちらで見かけました。そしてツグミです。二種とも渡り鳥ですが、遠いシベリアあるいは中国北部あたりまでの北帰行を控え、最後の体力調整をしているように見えました。(担当)

